小さなくまの工務店/シェアキッチンができるまで⑤(木工事-1)

続いてはここからがメインどころとなる木工事です!

腕のいい大工さんに来てもらい一つ一つ手作りで作っていきます。

まずは既存の壁に胴縁という下地を打ってもらいます。

この胴縁を下地としてのちに石膏ボードを上から張っていきます。

こちらの作業、ただ上から張って簡単に思えるかもしれませんが、相当大変なのです。

なぜなら、上から石膏ボードをはれるよう、壁の出入りがないよう平に打たなければならないのですが、

元が古い建物のため、出っ張っていたりへこんでいたりする箇所が多く、それを均一に平になるよう調整するのがとても大変なのです。

1ミリ単位での調整になります。

へこんでいるところにはパッキンとして2ミリ、3ミリなど数種類の薄いベニヤ板を使い分けて下に入れ、出っ張っているところでは胴縁を削って本来の厚みより薄く加工していれていきます。

それを建物の壁一面です。

く~、気の遠くなる作業です。

こりゃあこの先も大変だあ。

古い建物の改修はその建物の歴史を感じることができる一方でその空間を作り上げていくのは情熱と根気のいる作業ですね。