淡々と

建築士の資格学校に通っていた頃尊敬する先生に出会いました。

「生徒に勉強を教えるとき、生徒の学力が上がるためにはどういうふうに教えればいいと思う?」

・・・

先生の答えは

「淡々と」教えること。

生徒がわかりやすくなるように「ああしてやろう」「こうしてやろう」と色々考えて教え込むのではなく、「淡々と」事実を伝える。そのうちに生徒が自ら気付いて、理解して、できるようになっていく。

そう教えてもらいました。

肩の力を抜いて、なんでも「自分、自分、」とか「やってやろう!」とか思わない。

「そういう時の方が仕事でもなんでもうまくいくでしょ?」

確かにそうだなあ、と思いました(笑)

そしてなかなかそういうふうにできてないなあ、と気付きました。

当時、色々なことに対して「やってやろう!」みたいな気持ちで臨んでいました。

そして色々と打ちのめされて(笑)、大変な思いもたくさんしました。

その間に自分が尊敬できる人たちにも出会い、助けられてきました。

そして今は

「自分が納得できる(もちろん施主様も納得できる)嘘のないモノ」

をコツコツと一つずつ作っていける作り手でありたい、と思っています。

マイペースに一歩一歩進んでいきたいと思います。